2009年9月14日月曜日

0913 第5回畑の教室

ゆめみる農園の夏野菜たちもいよいよ終わりの雰囲気です。トウキビやきゅうりは最後の収穫。ズッキーニ、トマトはもう少しいけそうです。かぼちゃはヘタが完全に乾いて色が変わってから取ります。取ってすぐがほくほくしていますが、甘みは1週間くらいおいたほうが増すそうです。今日のランチには先週取っておいたかぼちゃで作ったてんぷらやタルトが登場しました。甘くておいしかったです。
ゆめみる農園でこれから植えるにんにくを鱗片にばらす作業をしました。いつでも常備しておきたいにんにく。私たちの畑にも植えてみましょう。


今日の坂本先生のお話は「種」がテーマ。日本で売られているほとんどの種が外国産。中でもアメリカの大会社が世界の種を独占しようとしている中、在来種や固定種の保全は大切なことです。北の雫は30年かけて育種されたそうです。最初はあんな美しい連続した房の形ではなかったとか。どのような状態で種がなっているかによって、発芽しやすい環境も違ってくるのだそうです。なるほど、くっついて成っている種は仲間がいたほうが発芽しやすいのですね。

また、穴のあいた白菜やブロッコリーの防虫について質問したところ、「穴だらけの葉っぱは作り手の心が穴だらけだということを意味する」と耳の痛いお答え。先生の畑では雑草や害虫も特に苦労せず互いに調和をとっているのは、自分たちの目でも確認しています。長い時間をかけてつくられた多様な自然はお互いにバランスをとって無理な負荷のかからない環境になるのでしょう。
もっとも私たちの畑については、「周囲に樹木も草むらもなく、あまりに手(農薬など)をかけ続けてきた環境なので、いきなり自然のバランスを期待するのは難しい。しばらくは人間が手をかけてやらなくてはいけないでしょうね」と言われ、今日もアオムシと雑草を取ってやりました。

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