2010年8月2日月曜日

ガーデンの花たち

曇天のコモンハウスを、色とりどりの花が明るくしてくれています。先週の雨風では畑の野菜たちもかなりダメージを受けましたが、ガーデンの花は元気ですね。この花たち、見た目に美しいだけでなく、実用的な機能も持っているのです。

マリーゴールドはコンパニオンプランツの女王格で、いろいろな野菜と組み合わせることができます。一般的に線虫の駆除に効くと言われているのはアフリカンという背の高い品種で、農家は土中にすき込んでいるようです。ここで植えているのはフレンチ系で、どのくらい効果があるかはっきりわかりませんが、ガーデンの彩りに欠かせない花ですね。

右の写真はカレンジュラ。日本ではキンセンカと呼ばれていますが、英国ではイングリッシュマリーゴールドという名前で親しまれています。(中世の教会のお祭りで聖母マリアに捧げられたから)
皮膚や粘膜の修正を促すカロチンや殺菌作用のあるタンニンが含まれており、擦り傷、切り傷、手あれなどに効果があるようです。ヨーロッパでは昔からカレンジュラの花を摘み、乾燥させて、オリーブオイルに漬けて成分を抽出し、外傷やしもやけに用いたそうです。

エキネシア(写真下)は天然の抗生物質と呼ばれるほど、風邪やインフルエンザなどの感染症や、泌尿器感染など免疫力増強に効果があります。北米の先住民は、エキネシアをヘビに噛まれた傷に塗ったり、荒れた喉や歯痛に根の部分を使ったとか。英国では市販のお茶やキャンディーにもなっていて、風邪を引いたときによく薦められました。

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