2010年5月25日火曜日

5月22日 畑の教室

第2回の畑&田んぼコースでは、前回種まきしてそれぞれの家で育てたカボチャやレタスの苗を持ち寄りました。同じ日に同じ土に撒いた種が、生育環境でこんなに育ち方が違うのかと驚くほどの違いです。ひょろひょろやずんぐりなど、個性いっぱいの苗が並びました。

坂本先生が、それぞれの苗についてコメントをしてくださいました。ひょろひょろ(徒長苗)については、日照不足の他、水のやり過ぎや高温が原因として考えられるそうです。間引いたカボチャの葉は天ぷら、茎はきんぴらがおいしいとか。

コモンハウスの苗は明らかに日照不足でしょうね。育苗用土もできるだけ現場の土に近いものをと畑の土を半量混ぜているのですが、粘土分が多いので表面が固まっているものもあります。縁側で日照も足りず、温度も低すぎて、少しかわいそうなベビーたちですが、それでも最近の暖かさで何とか苗らしくなってきました。

先生のところでは、籾殻や米ぬかなどをあわせて発酵させ、5年かけて育苗用の土を作るそうです。土には1グラムあたりに約7000から8000の微生物が生きており、環境によってその中の麹菌が繁殖したり、納豆菌が活性化されたりするのです。まさに生き物ですね。また、植物の根に生息するバクテリア同士がお互いに作用し、作物の栽培を助けるケースもあります。たとえばカボチャとネギが相性がいい(コンパニオンプランツ)と言われるのは、それぞれの根に付着しているバクテリアの働きなのです。
私たちも先生のやり方を習って、かぼちゃとネギを並べて植えました。

残った芋(メークイン)も植えました。去年平畝で作ったら、腐ってしまったので、今年は高畝にしてみました。固い土で作業が大変でしたが、みんなで交代でやれば腰も痛めず作業も早いですね。それにしても、今日は久しぶりの畑作業日和でほっとしました。

0 件のコメント:

コメントを投稿