エコビレッジの田んぼは手刈りで天日干しをします。昨年は初めてのハサガケの立て込みに大変苦労しました。というのも、わずか1反の田んぼと甘く見ていたらとんでもない、全体で約800キロ(籾摺り後重量で約400キロ)の重量の稲藁を乾燥させるのに、どういう構造のものがどのくらいの延長必要なのか見当もつかず、途方に暮れることになったのです。ネットなどで調べる限りでは、地方によっても形状は様々で、その土地の気候風土に最も合ったものが作られていたのでしょう。結局、いろいろな人の話を聞きながら、手持ちの資材を組み合わせて、何とか落とさず倒さず乾燥することができましたが、課題も残りました。
今年はその経験を踏まえて、事前に検討を重ね、単管を使ってハサを建てました。棒掛けとか杭掛けと呼ばれる方法にも挑戦します。秋田など東北地方の一部では伝統的な方法だとか。こんな単純な掛け方でちゃんと乾燥するのかちょっと疑問ですが、様々な手法を参考にしながら、私たちの環境(自然、人的、財政的な条件)にあった、最も環境負荷の少なくて効率のよい方法を編み出すのが体験塾。いろいろ試してベストな方法が見つけたいと思います。
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