今日はいよいよ稲刈りの日です。
今春は低音で苗の育ちが悪く、田植えが遅れたばかりか、その後も分けつ(茎基部で枝分けをすること)が進まないという厳しいスタートを切りました。ところが7,8月の予想外の猛暑がみるみるうちに稲を成長させ、全道的に豊作という噂ですが果たしてどうでしょうか。メノビレッジでは昨年並みという坪刈りの結果が出ており、私たちの田んぼも実際の収量は最後までわかりませんが、とにかくどれだけ獲れても大切に育てた稲は可愛いものです。
当日は、前日の寒空が一転してぽかぽかとした天気になり、気分よく作業ができました。誰の行いがいいのか、青空すら顔を出し冗談も出るほどの余裕です。稲藁を使って束を縛るのも、慣れれば簡単。みんな上手に縛れるようになりました。
思い返せば、昨年は、陽が沈んだ後も車のライトで照らしながら、寒い中頑張ったことが嘘のようです。予定より大幅に早く終わり、札幌から届いた美味しい昼ご飯をゆっくりと味わいながら食べることができました。今年は、昨年の苦労を反省に、面積を3割くらい減らしたのですが、それにしても全体的に非常にスムーズな進行だったと思います。前はハサガケの方法が最大課題だったので、今年はいろいろと協議と研究を重ね、準備万端で臨んだのが勝因でしょう。
杭掛けとか棒掛けという東北地方の伝統的な方法にも挑戦しました。この妙な掛け方で果たして上手く乾燥できるのかしら?という不安も若干ありますが、自分たちの環境(自然や人的、財政的な条件)にあわせて、最も環境に負荷をかけずに効率的な技術を編み出す、それが体験塾の目的です。いろいろ試してだんだん上手になりたいものです。
最後は美しいハサガケの前で記念撮影。みんな満足気ないい笑顔ですね。
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