先日もらってきた公園街路樹の廃材で炭焼きをしました。炭はバーベキューの燃料はもちろん、住居の調湿などにもよく使われていますが、実は畑の土壌改良にも大変効果的です。孔隙が多く、保水性・通気性の確保に役立ち、微生物の棲み家となって、土を豊かにするとか。
この日は伏せ焼きといって、掘った穴に燃材を入れ、トタンで蓋をして焼く方法に挑戦しました。下川の森林組合の友人に教わりながら、穴(幅70cm、長さ1.5m、深さ30cm)に薪を密につめ、煙突を斜めにつけます。最初はせっせと煽いでもあまり燃えないので、煙突を長くして空気の流れをよくしたら濃い煙が勢いよく出るようになりました。煙が70度くらいになったところで、木酢液がぽとぽとと落ちてきたのでこれも集めました。木酢液は土壌改善はもちろん、外虫駆除や肌トラブル改善などいろいろな用途に使えます。
その後、温度が上がるのをまだかまだかと待つこと約2時間。炭化するためには煙が透明になるまで温度を上げる必要があるのですが、日暮れでタイムアウト。(80℃を少し超えたくらいか)そのまま通気口を閉じて煙突を完全にふさぎました。
翌朝わくわくしながらトタンを外すと・・・うーむ、前半分は炭になっていましたが、奥のほうはまだまだ炭化していません。やっぱり温度の上がり方が足りなかったということですねえ。焚き口を大きくして薪を増やすか、焚き口から煙突に向かう煙の道を十分に確保してやる、などの対策が考えられます。今回は残念な結果でしたが、この方法だと穴を掘るだけで特別な資材も要らないし、ゆっくり時間をかければいつでもできそうな気がしました。
何度かトライしたら上手にできるようになるかな。
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