2011年2月9日水曜日

今年度最後の体験塾プログラム

体験塾2010の活動は、11月末の総合コースをもって終了しましたが、先日1月30日、番外編として「味噌作り」のワークショップを行いました。

まず、昨年、体験塾の畑で栽培した4種類の大豆です。

左上より「くらかけ」「青大豆」
「スズマル」「札幌早生1号」です。
黒大豆も播いたのですが、種が古かったためか、ほとんど発芽しませんでした。
そして今回、味噌用に使ったのは青大豆。体験塾の講師でもある坂本一雄さんから頂いた種を育てたものです。

仕込みを始める前に、まずはこれまでに作った手前味噌を味見しました。
昨年仕込んだものと2年寝かせたものは、やっぱり味の深みが違いますし、使う大豆や麹、塩によっても大きく風味が変わってきます。

多少味に違いはあっても、失敗が少なくたいてい美味しくできてしまうのが、味噌のいいところ。微生物と時間がじっくりゆっくり作ってくれるからですね。

ということで、いよいよ味噌作り開始です。
まずは、マッシャーなどを使って、柔らかく煮ておいた大豆をつぶします。1キロ2キロの大豆でも、結構な量がありますから、これがなかなかの重労働。

つぶした大豆に、あらかじめ塩と混ぜておいた米麹を合わせ、よく練ります。何となく泥遊びにも似た、楽しい作業です。

大豆の煮汁を加えつつ硬さを調節したら、いよいよ大豆仕込みのハイライト。少し大きめの団子を作って、空気を抜くように勢いよく樽の中に放り込みます。

仕込んだ味噌の表面を塩で覆たら、あとは余計な菌が入らないように気をつけて、樽を閉じてしまいます。この後は、夏に一度切り返しをする以外は気長に待つだけです。自分の食べるものを9カ月以上もかけて作る・・・なんて贅沢なスローフードでしょうか。

今年も10月の収穫祭で、皆さんに味わっていただく予定ですのでお楽しみに!