2009年12月21日月曜日

1213 今年最後の作業

今年は例年より雪が遅く、12月に入っても畑は土が見えています。おかげで最後まで作業ができました。生ゴミにおから、稲藁、おが屑を混ぜて、堆肥づくり。たまたまもらったEM菌も混入します。おいしそうな堆肥になりそうですね。

それにしても収穫物の保存や加工は相当手間のかかる仕事だということをつくづく認識しました。大豆を選別する作業も、10人でやったから1時間で終わったものの、1人でやったら2日仕事です。しかも選ってみてびっくり。約半分が虫食いです。今年は雨降りが続いたせいで農薬を使用している農家でも半分近く虫に食われたと聞きました。私たちは「味噌にするならちょっとくらいの虫食いは大丈夫」とかなり甘い選別ですが、販売用はそうはいきません。農家さんは大変ですよね。

最大のトラブルメーカー、ネズミには大事なお米まで危機にさらされて本当に参りました。イギリスでは「女王陛下直属郵便局員ねこ」なる猫の物語がありますが、まさに猫のスタッフを採用する必要があります。
結局、あれこれ保管方法に悩んだあげく、合板と金網で食料庫を作ったり、大豆をざるに入れて天井から吊るしたりしましたが、年明けまでネズミのアタックに耐えてくれるかな?

大掃除の後はみんなで栗山の「あじどころ」へ。すばらしい懐石料理に舌鼓を打って今年の苦労をねぎらいました。

2009年12月20日日曜日

1206 作業報告

今日は滝川からあんちゃんが、深川から伊藤君が、さらには大工の千葉さんが新十津川の農業研修生達3人を連れて登場。にわかににぎやかな作業となりました。おかげで予定していたくん炭も大豆の脱粒もビニルハウスの補強もほぼ終わりました。

堆肥場もつくりました。入浴剤用に乾燥させていた大根葉はかびてきたので堆肥行きとなりました。それにしても、締め切った、しかも古くて寒い家の中では乾燥は難しいようです。切干大根もぱりっと乾燥しません。カビの生えたものを取り除き、かろうじてできたものをランチにいただいたら、まあまあのお味でした。

脱粒した大豆も密封すればかびるし、外に置けばネズミの害にあうので、結局みんなで自宅に持ち帰りました。ウチではヒーターの前に並べていますが、あんちゃんの指導では、玉ねぎのネットに入れて吊るしておくのがいいそうです。

収穫が終わればのんびりできると思っていたら大間違い、毎週やることが目白押しです。それも地味な作業ばかりで、家の中も外も寒いときてはため息が出ることもありますが、最近は新しい出会いや思いがけないつながりを感じることが次々とあり「めげるな」と言われている気分です。地味な仕事も面倒がらずにひとつずつこなして積み重ねることこそ自給生活の第一歩、辛い冬を元気に過せば次の春には大きなジャンプがあると信じて頑張りましょう。