2009年5月31日日曜日

0529 大豆再播種

今日は穏やかな暖かさと晴天、それに弱い風と大変に恵まれた中で予定以上に作業が進みました。


大豆の再播種はゆめみるさんの“ごんべえ“という播種機をお借りしてカッコウの鳴き声を聞きながら楽しくあっという間に終わりました。ぱちこさんはゴンベエとの相性がいいようで名人になるかも知れません。


マルチの畝の枝豆も蒔き直しました。トマトの補植と定植、ひまわり(西側)やタカキビ(南側)も播種することができ、恵みの雨を迎えることが出来るようになりました。事前に耕運してくれたり、大豆を前もって選別しておいてくれたりと、今回もゆめみるさんにはとてもお世話になりました。ありがとうございました。そして参加出来なくても気持を送ってくれた皆さん、ありがとうございました。 今回の再播種となった第一の原因は播種が早すぎたことにあるようです。(写真下は土中で虫に食われた大豆)

やっぱり人間の都合よりも自然の流れに重きを置いて行動しなければうまくいかないという事ですよね?来年はもっと上手になりたいですね。 友


純科コメント:
友さんの言うとおり、霜にしろ風にしろ、自然に人間があわせなくてはうまくいかないということですね。また、ただ自然に任せるだけでなく、注意深く作物を観察し、その時々に必要なケアをしてあげること、そのためには土地の性質や作物の生理を十分知ることが大事ですね。私は数日前に発芽した大豆を見たにもかかわらず、虫の害にぜんぜん気づきませんでした。ゆめみるさんの心遣いに感謝するとともに、学ぶことをちゃんと学んで、同じ失敗を繰り返してはいけないと肝に銘じました。

2009年5月26日火曜日

0525畑の状況


大豆、いも、にんじん、かつお菜、ビーツ、ラディッシュ、ひまわりの芽が出ていました。なんと、ブロッコリーはまだ小さいのに花芽がつき始めています。作物が成長していないのに早く実をつけるのは、環境によるストレスや自分の身の危険を感じて子孫を残そうとする行為。過度の乾燥が原因だろうとゆめみるさん。
先々週移植したトマトは根はついたようですが、パオパオの張り方が悪く、風にあおられて苗を折ってしまいました。まだ霜の危険性はゼロではありませんが、はずして様子を見ることにしました。

2009年5月24日日曜日

0523 作業報告


 今日は一年で一度の大切な「田植え」の作業を行いました。
 
 天気予報は昼過ぎから雨の予報で、時折小雨の降る肌寒い天気でしたが、ほとんどの会員・参加者が「生まれてはじめての体験」で、不安と期待の中スタートしました。
 
●メノビレッジのレイさんからの大事なお話●
 
 おいしいお米をたくさん収穫するために「除草」はとても大事な作業。
 今の時期5mmくらいの根っこが土の中にたくさんあるので、土をかき混ぜて表面に浮かせる作業が必要。
 雑草は水温20度くらいで勢いよく伸び始めるため、まだ寒いこの時期にやれる限りやておく事が大事。
(左の写真は苗によく似ているけれど雑草です)
 除草をきちんとすると平均で、一つの株から、20〜25の穂に分かれていき、その一つの穂には約80粒のお米がとれるそうです。
怠ると、栄養が雑草にとられてしまいまた、分かれていく穂の数も少なくなり収穫の量も3分の1になるとのことです。
 
 
                                                      
 ガイドラインを引いてから、約10cm間隔で植えていきます。
 ポットから1cm上くらいまで土の中に入るようにします。
3人くらいで苗を運び、12〜13人で植えていき、3時間で半分少しまでいきました。
 
 
お昼はメノビレッジさんがつきたての玄米餅のお雑煮を用意してくださいました。
 更に長沼に伝わる、田植えのための踊りも披露してくれました。


 雨が強くなる中、午後からは酪農大学の方達にもお手伝いして頂き、約1時間ほどで作業を終える事が出来ました。
 来週から早速草取りが始まります。
 朝は裸足で田んぼに入る事に抵抗がありましたが、すごく気持ち良く、毎週楽しみになりました。
 今回の体験塾では、はじめての事に挑戦・実験の要素はありますが、試しっぱなしではなく、うまくいかなかったこともしっかり研究して、自分一人で出来るようになりたいと思いました。
 こういった事を、プロの方に指導して頂き、思いっきりやらせてもらえる場所があることに改めて、メノビレッジさん、ゆめみる農園さんに感謝致します。
(佐々木藍紗)

2009年5月19日火曜日

5月17日・田んぼ






  
この日はお米作りをさせていただくメノビレッジさんの田植えのお手伝い(というより見学?)と、
私たちの田んぼのゴミ取りをしてきました。

ハウスでは苗がすくすくと育っていました。これを植えるのに、苗の入っているポットシートを一気に持ち上げて、下に伸びた根を短く切るのが機械で植える場合のポイントだそうです(あまり根が長いと田植えの際ポットから出にくいため)。

機械植えの様子を見ましたが、最初に端は残して、途中も飛ばしていたので、一見謎の動きでしたが、最後に残した部分と出口までの通路を植える、という一筆書きのようにキレイで合理的な動きを考えているんだな~とメンバーと感動しました。


私たちの田んぼは水入れ、代掻きが終わり、前年落ちた種籾や籾殻、藁などのゴミが浮いていました。
これを取らずに田植えすると、稲がゴミにつぶされるなどで生育が上手くいかないとのこと。
風の力で田の一辺に溜まったゴミを、柄の長い器具で掬います。
掬ったものは、田のそばに落とすと、残った種から発芽して田に混じってしまうこともあるため、少し離れた所(写真の笹が茂っている所)へ落とします。
雨が強くなってきたため作業は中断しましたが、風の強い日だと1時間ほどで終了できるそうです。


今週土曜日はいよいよ田植え。いい天気だといいな~。

2009年5月17日日曜日

0517トマト定植他


畑に行くと数日前の霜でとうきびの葉が焼けていました。ゆめみるさんが親切にパオパオ(不織布の商品名)をかけてくれたのですが、それでもやられてしまったようです。生長点は生きているようなので、この後、この傷を克服してがんばって成長してくれることを期待するしかありません。

今日は残りのとうきび苗を植え、さらにトマトの定植をしました。さすがにこれから霜はないだろうとみなで言いつつ、トマトは保険をかけて一部を再来週に残し、パオパオのトンネルもつくってやりました。

今にも雨が降りそうな天気の中、きゅうりのアーチをたて、かぼちゃとズッキーニのマルチも張りました。みなさん、ご苦労さまでした。来週は暖かくなりますように!

2009年5月15日金曜日

リサイクルファクトリー見学


今日は会員の本村さんが所長代理をしている千歳のリサイクルファクトリーを見学しました。金属やプラスチック類、木質系廃材、食べ物の残渣など私たちの出しているゴミがどのように収集・処理されているか案内してもらいながら、まるで宝の山を見るようでわくわくしました。(ゴミの山を見てそう感じる人は少ないと思うけど、実際買ったら高価なものもたくさんあるんですよ)
一見不要なもの、汚いもの臭いものでもちょっとした工夫と努力で資源として活用していこうという視点が持続可能な社会には不可欠です。
この日の私の関心事は、コンポストトイレの材料と、あの800㎡の「みみず」たち。みみずは湿度や温度の管理された巨大なビニルハウスの中で、生ゴミを食べては排出し立派に堆肥をつくっていました。これはエコミミーという名前で販売され庭菜園などで使われているそうです。こんなちっぽけな生き物が作物を育てるのに大事な土を作っているなんて感動ではありませんか?

2009年5月14日木曜日

第2回座学「地域通貨と自立した地域づくり」

5月12日(火)かでる2・7にて第2回座学講座が開催されました。

上川さんら四方僧伽の取り組みはこれまで私が学んだ地域通貨の概念をはるかに超えていて、広い視野と可能性をもった活動だと感じました。

つまり、参加者は、単に物々交換でお金やものをセーブするというだけでなく、自分がいかに他者に対して、社会やコミュニティに対して能動的主体的にかかわれるかという視座にたつことが求められ、自己開発につながったり、人びとの相互扶助関係を築いたりすることができるのです。

さらに、そのようにして作られたお金が途上国で搾取されている人びとの生活支援にもつながり、グローバル経済に対峙した自律した地域づくりになるという発想は奥深いと思いました。今の金融システムがおかしいと思う人は増えていても、 その中で生活している私たちはいったい何をしていいのかわからないというのが実態でしょう。自分にできることの一つとして、お金の使い方を考えるのは重要だと思います。

私たちも早速、不用になった本やCDと車の送迎や手作りパンを交換したりして、お金をぜんぜん使わずにとてもハッピーな気分になる体験をしました。講師謝金までBD(地域通貨)で受け取っていただき、とても感謝しています。

「北の雫」の秘密公開

坂本先生の品種改良によって生まれたトマト。「北の雫」と名づけられたそうです。

このトマト、先生は無肥料で育てられていますが、それには秘密がありました。定植するときに株を斜めに傾けて、最下位の花芽ぎりぎりまで土に埋めることで、幹からも根を生やし、土中の栄養をよりたくさん吸収できるようにしてやるのです。先生の畑ではトマトの根が3.5メートルにもなると聞いてびっくり!根がそれだけ成長できる土づくりが完成していることは言うまでもありません。このような工夫によって、外から肥料を与えなくても土の中の養分を十分に活かしているのです。

ちなみに、肥料を与えた土でこの方法を行うと、樹勢が強くなりすぎて花が咲いても着果しなくなるので要注意だそうです。

2009年5月13日水曜日

0510 作業報告

 5月10日、前日からの雨を心配していましたが、皆の気合いで雨雲は吹っ飛んでいきました!
 青空の下での、坂本先生の素敵なお話、苗の定植、素晴らしいランチ・・・とても素晴らしい日になりました。


 前回の「土づくり」のお話に引き続き、今回は次の段階の「苗作り」のお話も聞く事が出来ました。
 
 「土」と「心」は中身は外から見る事は出来ないけれど、すべての基になっているというお話は、とても印象的でした。

 同じの品種の野菜も、違う場所、人、気候、、、様々な違いで随分変わってくるのは当たり前。
 色々な情報、知識を蓄えながらも、同時に
「土や苗と相談しながら」
 という先生のお言葉を思い出し、この場所で、この仲間で、ここだけのものをつくっていきたいと思いました。
 

      
 

 また、この日は
とうもろこし、大豆、ひまわり、ラディッシュ
かつお菜、ビーツ、にんじん、パンジー等、たくさんの種まき&定植作業を行いました!
 種の大きさや、育った後の事などを考えて、それくらいの間隔で、どのようにまくのがベストなのか、坂本先生やゆめみる農園の森さん、黒田さんに指導して頂きました。
                                            お昼は、会員のキッチンチームによる美味しいごはん★
すごく心が温かくなりました。


              また、誕生日を迎える会員に、かわいい顔のパンとメッセージカードのプレゼントがありました。

 美味しいと感じた事、嬉しかった事、勉強した事、、、たくさん味わい、更にそれをとなりの誰かと「共有」していく。
 自然と「ああ、こんな素敵な事、伝えたいなあ」と感じました。
 これからたくさんの出会いを大切にしていこうと思います。
                              (佐々木藍紗)
 
                                                 

2009年5月7日木曜日

0506トマトの花芽


ミニトマトの花芽が大きくなっています。ゆめみるさんから写真送っていただきました。丈夫に育ってくれますように。

0506イネ苗状況

メノビレッジで4月18日に撒いた種もみが美しく成長していました。イネの苗立てには過激な温度変化は禁物です。成長にあわせて適温を維持するために、農家の方は日々神経を使っているようです。この日はぼかし液肥とヒトデの防虫剤を散布したのでハウスは異様な臭いでした。



メノビレッジではソイルブロックという苗づくりを行っています。70年前のイギリスの道具を使って作っているそうです。この方法だと、ポットで育てるよりも細かな根っこがたくさん生えて丈夫な苗ができる上に、移植のときのダメージが少なくなります。

0505作業報告


今日はマルチを張りました。マルチは地温を上げ、湿度を保つほか、除草の手間を省くのに有効です。地温の上がりすぎによる微生物への影響や、ゴミを出すことによる弊害も指摘されましたが、1週間に一度の通い農作業の弱点を補うためにも、今年は試験的に利用することにしました。写真は前日のデモンストレーションです。練習の甲斐あってダブル・トモコンビによる華麗な技(?)が披露されました。

2009年5月5日火曜日

2009.5.4 畑作業報告

ゆめみる農園にて。正会員・サポート会員とその家族の総勢約20名が集まり農作業を行いました。行った作業は、圃場の草取り、ポット苗作り(野菜ーとうもろこし、かぼちゃ、長ネギ、春菊、レタス・花ーマリーゴールド、ニゲラ、カレンデュラ)、マルチ張り、畑への定植(じゃがいも、キャベツ、レタス、ブロッコリー、大豆、えんどう)でした。人手があったことで、定植前の畑からの草取りなどの作業もはかどり、予定通り畑に苗を定植するところまで作業を進めることができました。

定植したレタスの苗。こんなにも小さき苗が、来月には、私達の体のもととなってくれる野菜に成長してくれることを思うと、とても愛おしくなってきます。それぞれが、祈りを込めて植えてきました。風がとても強いこともあり、まだまだか弱いブロッコリーなどは風に煽られ吹き飛ばされそうでした。そのため、苗を保護したり、虫から守る目的で不織布(パオパオというそうです)のトンネルで覆ってあげました。次の作業日の10日にどこまで成長しているか楽しみです。

この日は、2日後に誕生日を迎える純科さんへのサプライズ♪ランチタイムに、会員手作りの豆腐クリームケーキでお祝いをしました。優しくて美味しいケーキで一同ハッピーな気持ちに包まれました。

2009年5月1日金曜日

4.30 畑作業報告2 

先日芽を出したばかりのシャキットがそろって双葉を見せていました。とうきび、グリーンピースも順調ですが、残念ながらかぼちゃ(みやこ)とズッキーニ(黄色)は芽が出ませんでした。どうやら種の撒き方が深すぎたようです。これは4日に再挑戦します。



2009.4.30 畑作業報告


ゆめみる農園にて作業を 行いました。行った作業は、圃場作り、トマト苗鉢上げ、バジルの間引きでした。ペレット状の醗酵鶏糞を撒き、耕運機で畑にすき込みました。Tシャツ1枚で 作業できるほどの陽気で、ハウスの中はすでに夏!苗が元気に育っています。 次回の5月4日の作業では、畑へのマルチ張りとレタス・キャベツ・とうもろこし・ジャガイモなどの播種、定植の作業を予定しています。


トマトの苗。大きいサイズの鉢に植え替えました。今日は、「徒長」という言葉を学びました。「徒長」とは、日照不足、密植、水分過多、高温多湿など様々な原因で、間のびして発芽し、生育してしまうことだそうです。ひ弱な苗に育たないよう、大事に場所を広げてあげました。