2009年7月29日水曜日

トマトの病気

トマトの実が割れたり腐ったりしています。実が割れるのは過湿度や気温差で起こる自然現象もありますが、これは疫病のせいでしょうか。感染した下葉と実は全部落として、木酢液を散布してやりました。茎にも感染が見られます。一度かかったら治らない病気ですが、上部だけでも生き残ってほしいと祈りながら足元の雑草をきれいに刈って、風通しをよくしてやりました。

じゃがいもは上部が全滅したので刈り取ってしまいました。 来週にでも収穫してしまいましょう。
左のような奇形もたくさん見られます。窒素過多、カルシウム不足などの栄養障害が考えられます。坂本先生のトマトは無施肥で育てているので、わずかな肥料でも栄養の偏りが出たのかもしれません。茎が太く、花芽の先に葉がつくなど、他にも窒素過多の症状が出ています。
一つや二つならず、ほとんどの枝、ほとんどの株に出ているのでとても不思議です。
町内のトマト農家の方に、この手の奇形は古い品種に出やすい。最初の実を摘果することで矯正できると教えていただきました。

2009年7月26日日曜日

畑の夏祭り


今日はゆめみる農園の定例農園開放日を拡大して畑の夏祭りをやりました。
歌あり、楽器あり、踊りあり、雑貨の販売あり。グリーンキッチンはチヂミと焼きそばを出して、大人気でした。仏陀銀行の上川さんらも来られてさっそくエコビレッジの通帳も作っていただきました。近隣の農家や他のグループも集まって、いろいろな情報交換ができ、いつもと違う畑を満喫しました。

悲しい出来事

ショックなことに、じゃがいもとトマトが疫病にかかってしまいました。4日前に見たときに、おかしいなと思ったのですが、まさかこんなにあっという間に感染が広がるとは。いずれも低温多湿の状態でなりやすく、今年のように雨が多いと、薬を散布する以外に対策はないようです。

じゃがいもの葉はほぼ全滅です。(左)黒い斑点が広がってすっかり枯れてしまいました。緑色は全部スギナです。でも、掘ってみるとすでにいくつか大きなものもあったので、収穫ゼロではなさそうです。(ほっ)
それにしてもトマト(右)はまだこれからだったのに、本当に悔しいです。先週、ゆめみるさんのおいしいトマトを食べて、こんなのをたくさん収穫できるんだと楽しみにしていたのに。ミニのほうはまだ大丈夫なので、感染した葉を除去し、様子を見ることにしました。

2009年7月23日木曜日

畑の花たち

ここのところ、1日おきに雨模様。なかなか草取りができず、ちょっぴりいらいら。 ゆううつな曇天の畑に、花たちが彩りを与えてくれています。



2009年7月21日火曜日

7月19日(日) 炭焼き体験

今週は平取の仁世宇園で炭焼き体験に挑戦しました。ドラム缶に煙突を取りつけただけの簡易な炭焼き方法です。

まず、ドラム缶の中にロストル(下敷きになる網)をいれ、隙間ができないように原木を詰めます。蓋をして、さらに空気が漏れないように粘土で周りを密閉し、缶全体を土で覆います。雨で炊きつけが濡れているうえに、うちわもすぐに破れてしまう悪条件のため、交代で懸命にあおいで火を起こしましたが、なかなか温度が上がりません。煙突から出てくる煙が透明になって温度が200度を超えたら大丈夫。約6時間で焚口を締めて入り口全体に土をかぶせました。すっかり冷えた身体を温泉であたため、夜は絶品の山女のフルコースを食べて生き返ったような気分になりました。

翌日は昨日の天気が嘘のような快晴。わくわくしながら土を掘り返し蓋をとると、じゃーん、立派な炭のできあがり。歩留まりで8割弱というところでしょうか。なかなか上手に焼けています。

それにしても、森林組合の方々やエコネットワークのスタッフ、そして酪農大の学生たちの強力なチームがほぼ半日かけての作品です。制作費を考えたら、1キロ2~3万円はする炭でしょう。この後いただいたジンギスカンはおいしかったけど、もったいなくて焼肉には使えないかも・・・。
炭はカリやカルシウムなどミネラルが豊富な上に、地中の微生物を増やし地温や湿度を安定させるので土づくりに有効です。うまくたくさんできたら畑で使えるかもしれません。

2009年7月15日水曜日

0712 第3回畑の教室

まるで見違えるような畑に久しぶりの参加者まずびっくり。

さっそくランチのためにミニトマトときゅうり(大)、スナップエンドウを収穫しました。ズッキーニはまだミニサイズでしたが、1週間置くとバットのようになってしまうのでこれも収穫します。今日のサラダに入れましょう。トマトはぐんぐん伸びていますね。あわてて芽かきをして支えてやりました。前回心配したアブラムシはいなくなったようです(ほっ)。

坂本先生のアドバイスでは、害虫も一定割合はいてもよい。湿度や風雨などの天候次第では何もしなくてもいなくなることもある、とのこと。

まいど頭を悩ませているスギナについては、痩せた酸性土壌、または地下に水脈のあるところに生えやすいということで、田んぼを改良したような場所によく出てくるのだそうです。地下茎で増えるので、上だけ掻いても効果はなく、できるだけゆっくり引っ張って抜いてやること、山野草や堆肥で厚く被覆すること、草木灰などを散布して土壌をアルカリ性にするなどの対策があるそうです。(ちなみにここの土壌のPHは中性ですが、地下は酸性なのかもしれません)

前日の雨であまり地面の状態がよくなかったので、今日は草取りはしませんでしたが、練習程度にスギナ抜きをしました。

この日はゆめみる農園のにんにくの収穫を手伝いました。普段はスコップで掘り起こしているにんにくも、今日は雨上がりで土が軟らかかったため、手で引き抜くことができました。大勢でやるとこんな作業もあっという間に終わりましたが、二人で掘ったら相当時間のかかる作業だろうなといつものことながら感心。

ランチは採りたて野菜のカレーとサラダ、車麩のカツ、つけものなどなど。さすが我らがグリーンキッチン。いつものことながらお見事です。作業の後でお腹をすかせていた私たち、みんな夢中になっていただきました。

2009年7月14日火曜日

第5回座学「集住とまちづくり」

三匹のかわいい狼と目つきの悪い豚の話、屈強な建物よりも人(豚)の心を変えた芳しい花たち。トレイシーという少女はみすぼらしいダウンタウンの環境を、緑に包まれたコミュニティに変えました。延藤先生の世界はいつでも愛と希望に満ちていますが、この日は心なしかいっそうパッションあふれる幻燈でした。

京都のユーコートは48世帯のコーポラティブ住宅。現代の集合住宅が無機的でよそよそしいのに対して、ここには外から帰ってきた時「お帰りなさい」「今日は学校どうだった」という暖かでゆるやかな共同性があり、中庭の緑や池などの身近な自然環境が子どもたちの豊かな育ちの場を形成しています。本音トークの話し合いと丁寧な合意形成を重ねた25年間という歳月の上に、このコミュニティは成り立っているんだなと次世代の子どもたちの会話から感じました。町中のコンクリート建て集合住宅という一見エコビレッジとは遠そうな住環境ですが、エコビレッジ的住まいのエッセンスを十分に蓄えた場所だと思います。

名古屋のゴジカラ村もこれまたエキサイティングなところでした。高齢者と若者、子育て世代が都市の雑木林を大切に残しながら共住する賃貸のコレクティブ。そんなことあり得るの?という声が聞こえそうですが、それが現実にあると聞いて励まされたのは私だけではないでしょう。「チャボまし」OLには思わず爆笑。にっこり挨拶しただけで家賃減免が受けられるなら私も応募したいけど、年齢制限があるのかな。そんな不純な動機では入れてもらえないかしら・・・。                                                                    

(ユーコート写真撮影:延藤安弘)

2009年7月6日月曜日

0705 畑作業報告

畑に着くなり、思わず「わあっ」という歓声。驚くほど成長した花豆。「えーっ、これがあのチビだった花豆?」みんな、面白いようにちゃんと左巻きに巻いてますね。南半球だと反対巻きではないかというトモさんの疑問については当然誰も知りませんでした。

苗の育ちがいまひとつで、今期はダメかと思ったズッキーニやかぼちゃも追いつくように育ってきました。
これからぐんぐん大きくなるでしょう。

きゅうりも順調で、来週あたり収穫できそうです。隣に相性のいいマリーゴールドを植えました。花のある畑はいいものです。ニゲラと大葉も植えました。

スギナは相変わらず威張っていますが、野菜の元気に元気づけられて、今日は草取りの手にも力が入りましたね。

2009年7月1日水曜日

0628 千歳リサイクルファクトリー・ツアー

食物残渣がミミズで栄養満点の堆肥に!

今日は前から気になっていたミミズコンポストをみんなで訪ねました。
千歳のリサイクルファクトリーでは、1500㎡の大型ビニルハウスの中で、1日に生ゴミ12トン(2万世帯)を土に還しています。この小さな生き物の力で、全国2090億円の歳出を抑え、416万トンの生ゴミ焼却が防げ、100万トンものCO2排出削減になるのです。水分管理が必要とのことですが、攪拌や加熱などもすることなく、通年で使えるとは活気的だと思いました。ビニルハウスの中はかなりの高温でしたが、臭いはぜんぜんありません。

家庭でも古タイヤを利用して簡単にできるそうです。中に入れた新聞紙は、断熱性を高めるとともに、ミミズの餌のないときの養分補給にもなるとのこと。
みなさんぜひトライしてみましょう。


ツアー終了後は乾いた喉を潤し、BBQと野菜のポトフに舌鼓を打ちました。本村さん、ありがとうございました。