2011年4月19日火曜日

N'DANA&JIBUCON ライブ

こんな人里離れた古民家で、ちょっと嘘みたいですが、世界をまたにかけるN'DANAと東京からやってきたJIBUCONのジョイントライブが開かれました。


JIBUCONさんの音楽とは初めての出会いでしたが、東京の国際エコビレッジ会議でも演奏したことがあると聞き、思いがけないつながりも感じました。


アフリカンドラムにディジュリドゥ、ギター、鼻笛など素朴で美しい音色と、思わず踊りだしてしまうリズムに、コモンハウスはひととき別世界に。

自然を慈しみ、仲間と手をつなごうと呼びかける彼らの音楽は、今この場所で聞くのにぴったりだったと思います。

「もったいね~ょ」はエコビレッジのテーマソングかもね?



震災や原発事故や、その他政界、経済界の醜いどろどろ、悲しさや憤りに満ちた世界でそれでも生きていかなくてはいけない。そんな苦しいときに人びとを癒してくれる力が音楽や芸術にはあることを改めて感じました。


私も最近ストレスのせいか夢見の悪い日が続いていましたが、久しぶりに頭の中が真っ白になるような時間を過ごしてすっきり。

明日からまた頑張ろうっと!

2011年4月17日日曜日

コモンハウスに異空間登場?!

築60年くらいのコモンハウスは、さすがにあちこちに綻びが出ています。
床が傾いていたりふすまが動かなくなっていたりは珍しくなく、部分的に修繕・改築しながら使用しています。


今回リフォームしているのは2階の小部屋。

ゲストルームにする予定の部屋です。この部屋も3月まではかなり「いい味」を出していたのですが、思い切って大規模な改築を行うことにしました、


くたびれた畳をはがし、天井の板をはがすと、この部屋のありのままの姿が現れてきます。
今の家と比べると、断熱材が入っていなかったり粗末な部分もありますが、昔の家ならではのこだわりや工夫も多々見られます。


家自体の歪みをごまかしつつ、古いものの良さを活かしつつ、なおかつただの修繕に終わらない「異空間」づくりにビルダーさんたちも知恵と技を絞ってくれました。 窓だって、とても格好いい窓枠がついたダブルガラスに!これで冬もかなり暖かくなるでしょう。

施工はおおむね終了し、現在はHEPPの会員さんらが壁塗りの真っ最中。初めての壁塗りは最初は慣れずに苦労しましたが、みるみる上達してすばやくなりました。


屋根裏部屋が、サーモンピンクのおしゃれな部屋に変身しています。

サンタフェ風?うーん、それはちょっといい過ぎじゃない?


4月30日の体験塾開講日には、新しくて素敵な空間が完成している予定です。
どんな部屋に仕上がるのかお楽しみに!

2011年4月4日月曜日

明日、札幌で説明会

種まきしなきゃと張り切ったところで、札幌市内の自宅でも種まきをしました。

賃貸のマンション生活でもどのくらい自給的な暮らしが実践できるか、私の今年の個人的なテーマです。この冬、日当たりのいいベランダのある部屋に引っ越したのをきっかけに、家でも種から育ててみることにしました。


長沼コモンハウスの育苗箱ほど高温になることはありませんが、石油ファンヒーターを朝夜2時間も焚けば室温はトマトの発芽に十分です。播種後、9日目で可愛い二葉が開き始めました。今日は外は雪が降っていたけれど、レタスや水菜、その他ハーブを各種蒔きました。


小さな生命が、力強くこの世界でその生を輝かせようとしている。人間界の政治や経済やその他たくさんのトラブルに惑わされることなく、芽を出す時をじっと待ち、やがて太陽の光を浴びながら少しずつ成長しています。焦ったり、落ち込んだり、欲張って背伸びをしたりしない。

震災後、特に今も続く原発の危機的な状況が頭から離れず、失望、怒り、焦燥・・・そんな思いが渦巻いてなかなか生産的な考えに至りませんでしたが、芽吹いた命を見てやっと地に足が着いた感じがしました。


明日は札幌エルプラザ環境研修室でエコビレッジのセミナーと今年の体験塾の説明会を開催します。(19時開始。参加費500円)

このタイミングで行動を起こしたい、そんな気持ちを共有する一人でも多くの方の参加をお待ちしています。

2011年4月2日土曜日

種を蒔こう!

昨年はコモンハウスの寒さと日照不足で苦労した育苗。今年は縁側のデッキを利用して育苗室を作りました。

ビルダーの千葉さんとスタッフの伊藤君が2月の猛吹雪の中、苦労した甲斐あって、室内は日がさすとぽかぽかの温室です。
さらに、伊藤君得意の発酵技術を活用して温床を作りました。去年の米づくりで発生した稲わらや籾殻、田中豆腐店のおからなど材料は身の回りのものばかりです。スタイロフォーム(発砲ポリエチレン)で箱を作り、温床の上に苗を並べて夜は蓋をする。これで外気温は氷点下でも20度をキープすることに成功。ただし、昼間は蓋を開けないと40度くらいまで温度が上がってしまうので要注意ですが。
詳しくは管理人ブログをご覧ください。 育苗室のおかげで今年の苗は順調に育っているようです。坂本先生の北の雫(トマト)も元気そう。

未曾有の震災の影響で、世間は自粛ムードです。今も極度の混乱、不安の続く被災地の人びとに対して、何もできないのは申し訳ない。私もせいぜい募金をしたり、チャリティイベントに参加したりしかできなくて、情けない気持ちになります。

正直、こんなときに呑気にエコビレッジなんてやってていいのかな、と思ったこともありました。でも、みんなで暗い顔をして下を向いていても事態は好転しません。そして、この震災で私たちが何かを学び、将来に向けて決意するべきことがあるとしたらそれは何か。自分なりに改めて考えてみました。


被災地への支援活動は当然急務ですが、今回の復興が長期的になることを予想すると、今エコビレッジが目指しているものを実現させること、つまり持続可能な食や農、地域で支え合い、少ない資源を分かち合うコミュニティの創造が今ほど求められている時代はないのではないか、と思うのです。そのミッションを意識しながら、この季節、今この時に必要なことをやらなくては、そんなふうに感じています。
この季節は1年に一回しか巡ってこないのですから。


「でも、結局原発がなきゃ困るんでしょ」

こんな状況を目の当たりにしても、まだそんな発言をする人もいます。
それなら、原発に頼らなくても、弱い人や地球を犠牲にしなくても、少ない資源で十分安全で豊かな暮らしができることを具体的に示しましょう。アプローチの仕方、創意工夫によってそれは決して惨めで苦しい生活ではなく、思いやりの心に満ちた、創造的で人間らしい生き方にすることができる、と私は信じています。

そうなると、まずは種まきですね。 関東以北の農地が受けたダメージを考えると、北海道の耕せる場所はすべて耕さなきゃ、と言っても過言ではないでしょう。
エコビレッジも、これまでは体験だからと生産性は度外視していましたが、食べ物もエネルギーもすべて他人に依存していた仕組みをできるだけ自給的生活にシフトしていくとしたら、やはり技術もレベルアップしなくちゃいけないなと思います。

今年は頑張るぞ。小さな小さな種から芽が出て、少しずつだけれど日に日に成長している様子を見ていると前向きな気分になりますよ。 放射能の怖さや、原発の問題性を知ることはもちろん大切ですが、知った人びとはただちに行動すべきです。

今、動けない人たちのためにも動ける人は精一杯動きましょう。 みなさん、一緒に種まきしませんか。

2011年3月15日火曜日

3月18日 岩見沢で説明会

このたびの巨大地震・津波そして今も危険な状況が続いている原発は、私たちの想像を超える被害を各地にもたらしているようです。被害に遭われたみなさまに心からお見舞い申し上げます。

それにしても、首都圏の機能麻痺や原発事故の恐怖を体験し、過度に開発され、消費するだけの機能しかもたない現代の都市がいかに脆弱かを改めて感じます。できるだけ自分で作る、隣の人と助け合う、という小規模でシンプル、協働的な暮らしを見直すときにいよいよ来ているのだなあと、思いました。

被災地のみなさんには一日も早く安心で安全な暮らしが取り戻されるよう祈ってやみませんが、このたびの震災復興では、ぜひエコビレッジ的な視点で、環境に負荷を与えない地域再生がなされることを期待します。私たちも持続可能な社会のモデルとなるようなエコビレッジ建設に向けて着々と力をつけたいと思います。

そんな思いもこめて、エコビレッジのセミナー&体験塾の説明会を開催します。
今週18日(金)には岩見沢市の「そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター」で行います。
エコビレッジの概念やヨーロッパの事例をお話し、昨年の体験塾の様子を報告しながら新年度のプログラムも紹介します。

ぜひ、今年こそ、自分でお米や野菜を作る体験をしてみませんか。

2011年3月5日土曜日

2011年度 体験塾 受講生募集開始です!

2011年度のエコビレッジライフ体験塾が4月30日開講します。

「エコビレッジって何?」から「これまでどんなことをやっているの?」という疑問にお応えするセミナーとセットで今年度の塾の説明会を開催します。

下記のとおり、札幌はじめ各地で行いますので、入会を検討している方はもちろん、何となくエコビレッジを知りたいという方もぜひ一度ご参加ください。お待ちしています!

3月11日(金) 19:00~20:30 
フェアトレード雑貨&レストラン「みんたる」(札幌市北区北14条西3丁目1-1 ℡011-756-3600 )
参加費:500円 
ワンドリンクの注文をお願いします。終了後、交流会もあります。(会費2000円)

3月18日(金) 18:30~20:00 
そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター(岩見沢市1条西4丁目3 ℡0126-24-9901)
参加費:500円

4月5日(火) 19:00~20:30
札幌エルプラザ環境研修室1 (札幌市北区北8条西3丁目)
参加費:500円

4月10日(日) 14:00~15:30
サンガーデン「カフェ・ティーズ・ガーデン」(恵庭市西島松561番地4 ℡0123-36-8050)
参加費:1000円 お菓子と飲み物が付きます

詳細日程はまだ一部決まっていませんが、おおまかな内容や講師、料金などの要領については本ページの「体験塾のご案内」をご覧ください。

また、10人集まってもらえれば、個人宅や職場、お店などに出向いてお話もいたします。
(お一人様、参加費500円と会場費をご負担ください)

2011年2月9日水曜日

今年度最後の体験塾プログラム

体験塾2010の活動は、11月末の総合コースをもって終了しましたが、先日1月30日、番外編として「味噌作り」のワークショップを行いました。

まず、昨年、体験塾の畑で栽培した4種類の大豆です。

左上より「くらかけ」「青大豆」
「スズマル」「札幌早生1号」です。
黒大豆も播いたのですが、種が古かったためか、ほとんど発芽しませんでした。
そして今回、味噌用に使ったのは青大豆。体験塾の講師でもある坂本一雄さんから頂いた種を育てたものです。

仕込みを始める前に、まずはこれまでに作った手前味噌を味見しました。
昨年仕込んだものと2年寝かせたものは、やっぱり味の深みが違いますし、使う大豆や麹、塩によっても大きく風味が変わってきます。

多少味に違いはあっても、失敗が少なくたいてい美味しくできてしまうのが、味噌のいいところ。微生物と時間がじっくりゆっくり作ってくれるからですね。

ということで、いよいよ味噌作り開始です。
まずは、マッシャーなどを使って、柔らかく煮ておいた大豆をつぶします。1キロ2キロの大豆でも、結構な量がありますから、これがなかなかの重労働。

つぶした大豆に、あらかじめ塩と混ぜておいた米麹を合わせ、よく練ります。何となく泥遊びにも似た、楽しい作業です。

大豆の煮汁を加えつつ硬さを調節したら、いよいよ大豆仕込みのハイライト。少し大きめの団子を作って、空気を抜くように勢いよく樽の中に放り込みます。

仕込んだ味噌の表面を塩で覆たら、あとは余計な菌が入らないように気をつけて、樽を閉じてしまいます。この後は、夏に一度切り返しをする以外は気長に待つだけです。自分の食べるものを9カ月以上もかけて作る・・・なんて贅沢なスローフードでしょうか。

今年も10月の収穫祭で、皆さんに味わっていただく予定ですのでお楽しみに!