主役は何と言ってもお米ですが、稲刈りの後にこんなに苦労をするとは思いもしないほど大変でした。まず、ハサガケした米をゆめみるさんの足踏み脱穀機で脱穀。これはなかなか楽しい作業でしたが、その後のモミスリが問題です。農家の機械は大きすぎて少量の籾を摺ることができません。手製のモミスリ機でトライしたけれど、モミが壊れて殻を取り除くのに時間がかかり、ご飯茶碗いっぱい分を摺るのに1時間以上かかってしまいます。しかも機械の耐久性が怪しいことに気づき断念。最終的に農協の友達を頼って、試験用の機械で摺ってもらいました。乾燥が悪かったせいか(水分17.6%)、機械が詰まって何度か繰り返して作業しなくてはならず、やっとの思いで玄米に。最初は白米にしていただきましたが、思わず涙が出るほどおいしかったです。
収穫祭では薪で炊いた紅白のおにぎり(玄米と白米)をメインディッシュに自家製野菜のお料理がずらり。ふろふき大根、花マメの煮物、小玉ねぎのスープ煮、紅白の揚げいももち、ほうれん草の胡麻和え、白菜と大根のつけもの、きんぴらごぼう、水菜のイタリア風おひたし、カリフラワーとブロッコリーのにんにく風味サラダ、紅白のカブの酢づけ、とゆめみる農園の黒田さんが腕をふるってくれました。グリーンキッチンのかぼちゃのほうとうと、友情出演のあんちゃんがダッチオーブンで作ってくれたかぼちゃとじゃがいもの丸焼きも大人気でした。
音楽、ダンスのパフォーマンスは、森さんの弾き語りに始まり、飛び入り参加の母娘ダンスやクリスタルボールまで大いに出て盛り上がりました。長沼在住の音楽家達も先住民族の楽器を演奏してくれました。地元アート仲間が増えそうで今後が楽しみです。それにしても藍紗ちゃんのダンスは人びとを圧倒してましたね。「みんたる」はじめ、雑貨屋さんやパン屋さん、フリーマーケット、占い、ヒーリングなどの出店も大繁盛でした。もちろんグリーンキッチンのスイーツも。
2Fの本格ミニシアターでは、鎌中ひとみ監督の「ぶんぶん通信」が上映される一方で、外では足踏み脱穀機と唐竿が登場。稲の脱穀と大豆の脱粒を体験してもらいました。みんな嬉々として挑戦。ちょっとしたコツが要りそうです。それにしても、昔は機械なんてなかったからこうして手作業でみんなでやったんですねー。
「懐かしいねえ」「昔は月の光でハサガケをやったよ」という近所の農家の方の声。
半年間、塾でお世話になった方はもちろん、地域の方々にも来ていただき、収穫祭は70人を超える人で賑わいました。本当に、多くの人に助けられて、こうしておいしい実りがいただけることに心から感謝します。
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