2010年6月6日日曜日

5月29~30日 エコビレッジ国際会議TOKYO

東京で開催されたエコビレッジ国際会議に参加してきました。

静岡や山梨、千葉など関東を中心とするエコビレッジレポートがあり、近年国内のあちこちで新しい動きが生まれていることを実感しました。今回の会議では、農山村のエコビレッジがテーマになっているとおり、いわゆるインテンショナルコミュニティ(意識的に作る共同体)だけではなく、既存の地域を再生し、エコアップ化を図るトランジションタウン運動や、福祉施設やコウハウジングと連携したまちづくり的な事例が多く見られました。

糸長先生曰く、「エコビレッジが変な集団だと思われたらダメだ」そうです。社会を変えていく活動として成長するために、政治や経済などとも積極的に関わっていくことが必要だというメッセージが基調講演でありました。ピークオイルや環境問題が深刻になっている昨今、行政やデベロッパーとも上手に連携していくことは、今後のエコビレッジのキーとなるでしょう。

インドやフィリピンなど海外での取り組みも印象的でした。アジア型のエコビレッジの特徴として、家族や地縁の結びつきがとても強いこと、その上でもともと地域の相互扶助的な仕組みが築かれていることがあげられていました。それらは、新たな価値観を導入しようとした際にハンディとなることもあり得ますが、自分たちの強みとして活かしていくべきだと思いました。

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