今日は、かねてからの念願が叶い、みんなで坂本一雄先生の恵子(えこ)ガーデンを訪問しました。夏も終わりという時期ですが、サルビアやペチュニアなどの花が彩り鮮やかに咲いています。コンパニオンプランツとしての機能に加え、美しい風景で道行く人に安らぎを与えたいという先生。
トマト(北の雫)は見事に成っていました。優雅とさえ表現したくなる形のよい樹形と実の着き方です。株の足元にはニラの白い花。防虫効果もあり、微生物を活性化させてトマトの生長に役立つそうです。それにしても、毎年ニラ(多年草)を植え替える手間を惜しまないところがさすがですね。
恵子ガーデンは農薬はもちろん、肥料も与えていません。一部他の方が試験的に落ち葉を30センチくらい埋めたところがあり、そこだけ明らかに成長が悪いのがわかりました。マメの根っこを比較すると、無肥料のところは根粒菌がたくさんできているのに、堆肥を入れたほうは根の成長も少なく根粒菌もほとんどありませんでした。有機と言っても未熟な堆肥を使うことは危険が多そうです。
それにしても、無肥料しかも連作で、病気も出ないし収量も減らないなんてとにかくびっくりです。見てください。このズッキーニ!これは冬の間の保存食にするとか。どんな作物も成長段階に応じて調理や保存方法を工夫して長くいただくそうです。また、種を毎年採って育て続けることで、その土地の特性にあった作物ができ、雨や寒さなどの自然の変化に対応した強い品種が生まれているのです。根気のいる仕事をたったお二人でやってこられた恵子ガーデンに心から感心しました。
0 件のコメント:
コメントを投稿